532: Mii 2018/12/06(木) 22:11:56 ID:XUi5qVu.

~第3章~

ロゼッタ、変態になる

 

533: Mii 2018/12/06(木) 22:15:06 ID:XUi5qVu.
クッパの誕生日から、さらに8か月ほど過ぎたころ。
私、ロゼッタは、今日も今日とて……

ロゼッタ「あと、すこしっ……!」ブロロロロロ

キイイイイイィィィン!!

チコ「ゴーール!」

チコ「ごーる!!」

チコ「ごおおおおる!!」

……観客に満員のチコを収容し(改めて考えると滑稽かもしれませんが)、
ひとり『ロゼッタプラネット』のタイムアタックをおこなっておりました。
ようやく…最近、完成させてのけたのです!!

カートはピーチ姫に送って頂きました。
また、コースアウト用にメカニカルジュゲムさんを1体貸して頂きました。
本物のジュゲムにくらべて救助が遅いけれども、最悪の事態を免れる程度には使えるらしいです。

…なんでもありですね、キノコ王国の技術力。

このコースに限っては、チコたちも…えっさほいさと私を拾ってくれる、
緊急時は体力を分けてくれるので、万全の態勢です。

こ、怖くなんてありませんよ!?
谷底に落ちて救助されないまま冷たくなるとか…危惧していませんから!

 

534: Mii 2018/12/06(木) 22:16:57 ID:XUi5qVu.
さて。さすがに、ここ2か月の間ひたすら走り続けただけのことはあります。
もう、ほとんどコースアウトはしない状態にまで持ってくることができました。
コース取りも安定、ふらついたりなどいたしません。

チコたちにダミーの置き石を設置してもらって、
障害物を想定した咄嗟のコース変更も練習してきました。努力のたまものですね!

そして、本日はピーチ姫とデイジー姫が遊びに来るそうです。
なんでも、このコースを見学しにくるのだとか。

そして、なんとこれは視察も兼ねているそうなのです。
極端なショートカットがない、問題なく周回できる、技量の差を順位に反映できる…などの
項目をすべて満たす出来ならば、既に白熱の模様を見せているシーズン…
「マリオカート7」の正式コースとして認定されるよう、申請して頂けるそうです!

あの会場に…「ロゼッタプラネット」が呼び出されるところを想像すると…胸が熱くなりますね!

 

535: Mii 2018/12/06(木) 22:18:50 ID:XUi5qVu.
ワクワクドキドキを隠さずにそわそわしていると…とうとう来てくれました!
あのクッパシップがそうでしょう!やはり、1日で到着とは相変わらず速いですね!
さっそく出迎えに参りましょう!

…ケーキの材料費、結局折半したんですよね。
もちろん設備費は、カメック達がそれなりに使い込んでいたのですが…
材料費には到底及びませんでした。

おまけに、カメック部隊の全消費MP<ピーチ姫の消費MPだったらしく
「MP消費も金銭評価してください」という主張も通りませんでした。

代金の代わりに、一番小さいクッパシップを格安で貰い受けたピーチ姫は…
ちゃっかりしてます。…ピーチシップと呼んだ方がいいのでしょうか。
まあ、それはさておき。

ピーチ「元気にしてた?ロゼッタ!」

デイジー「おひさー!どんなコースが誕生したのか、ワクワクが止まらないよ!
さっそく見せて見せて!」

ロゼッタ「はい!喜んで案内させて頂きます!」

それでは、私の走りとともに、このコースをくまなく見て頂くことに致しましょう!
3人だけの…まだアイテムボックスは置かれていない、純粋な勝負です!

 

536: Mii 2018/12/06(木) 22:21:47 ID:XUi5qVu.

~レース結果~

ピーチ    1st × 7回 2nd × 3回 3rd × 0回
デイジー  1st × 3回 2nd × 7回 3rd × 0回
ロゼッタ   1st × 0回 2nd × 0回 3rd ×10回

ピーチ「知ってた」

デイジー「…ごめん、手抜くのはどうかと思って。で、でもいいコースだね!
とくに、ロゼッタらしからぬ後半のダッシュ板配置!最後まで気の抜けない戦いができそうだよ。
問題なく申請は通ると思うよ、うんっ!」

ロゼッタ「……試走すらされていないお二方に、まるで歯が立たないなんて」ズーン

ピーチ「…あのね、いくらロゼッタの基準では安定して走れている気になっても、
私たちが最低限とする安定度にまだまだ及ばないの。
ダッシュ板に向かうにしろ、位置を『置きに』行ってるでしょう?
それじゃあ、周りへの警戒も出来ないわ。

おまけに、刻一刻と動くコース状況は、ついついパターン化されがちな
チコたちの障害物だけじゃ練習しきれないわ。
私たちにぶつかられただけであたふたして、いとも簡単にコースアウトしたもの。

これがアイテム飛び交う実戦になったらどうなることか…。
まだまだ修行の余地あり、よ」

ロゼッタ「…身に、染みております…」ショボン

 

537: Mii 2018/12/06(木) 22:24:03 ID:XUi5qVu.
ピーチ「というより、やっぱり基本体力のなさは如何ともしがたいわ。
走りの安定性に如実に表れてくるもの」

ロゼッタ「はい…」

ピーチ「…うん。このコースの申請は、問題なく出しておくけど。
というより、本当にいいコースね。早速使わせてもらいたいくらいだわ。

…でも、ロゼッタの復活戦は、まだまだ先みたいね。ある意味、予定通り」

ピーチ姫の宣告に、悲しみが溢れてきます。
まだまだ、先が遠すぎる。一体、いつになったら…!

ピーチ「焦らないで、ロゼッタ。
私には、計画があるの。ロゼッタのための面白い計画が、ね」

そう言って、ピーチ姫は悪巧みの顔をして笑ってのけます。
その、計画とは…?

 

538: Mii 2018/12/06(木) 22:25:45 ID:XUi5qVu.
ピーチ「おそらく、『マリオカート7』シーズンは2年ちょっと続く。
そして、あなたは…最終節に、参加しなさい」

ロゼッタ「最終節…?」

ピーチ「とうとう忘れられそう、予想だにしていないという誰もが驚くタイミングで颯爽と登場し、
好成績を収めるの。華麗な復活デビューを果たして観客のスタンディングオベーションを浴び、
次のシーズンを貫禄を持って意気揚々と迎えるのよ。ステキだと思わない?」

ロゼッタ(確かに、その通りに事が運べば素晴らしいことですが…)

そんな自信、全然ありません。2年先のことだろうと。…いえ、たった2年程度では。
絵に描いた餅、ではないでしょうか。

 

539: Mii 2018/12/06(木) 22:29:32 ID:XUi5qVu.

ピーチ「そういえば、体力づくりの方は、どう?」

ああ、やはり確認しておきたいだろうな、とは思っていました。

ロゼッタ「…なんとか、自分の意志で魔法の力を抑制できるようになりました。
今はほぼ、自分の筋肉だけで動いています」

デイジー「おお、ようやくスタートラインに立ったってところかな」

ロゼッタ「…頑張ります!」グッ

拳を握りしめ、気合いを入れ直します。
経験上、気合いを入れておかないと死ぬような気がしたので。

ピーチ「じゃあ話は早いわ。さあ、クッパシップに乗って乗って!
キノコ王国までとんぼ返りよ!
…あ、あの朱いドレスを忘れずにね!」

ロゼッタ「え?…わわっ!毎度毎度、クッパシップ使いが荒くないですか!?」ズルズル

チコ「ええー、もう帰っちゃうのー?」

 

540: Mii 2018/12/06(木) 22:31:48 ID:XUi5qVu.

ロゼッタ「ここ、は」

キノコ城の隅の方。一般の方も含め、列をなして、なにかの手続きを行っています。
そういえば、この辺りは近付いたことがありませんでした。
一体、何をやっているのでしょう。
私もピーチ姫に促され…最後尾に並びます。

前の人が何気なしに私の方を振り返り、

ロゼッタ「あ、どうも」

前の人(コクリ)

軽く会釈をして再び前を向いた彼は、3秒ほど後にピシッと固まり、
ギギギ、とぎこちない動きで再び私の方を振り返りました。
…もしかして、私って有名人になってしまっているのでしょうか。
不本意です。せめて悪い噂ではないことを祈ります。

 

541: Mii 2018/12/06(木) 22:34:00 ID:XUi5qVu.
ロゼッタ(というより、これってピーチ姫を見てしまって驚き慌てているのでは?
そうですよね、それならこの驚き方も納得です)クルッ

メガバッテン軍団員「わたくしは名もない軍団員です」

ロゼッタ「」

ロゼッタ「」

ロゼッタ「ピーチ姫がいない!?」キョロキョロ

デイジー「ほんとだ!?いつの間に!」

軍団員「ピーチ姫なら、ロゼッタさんのことはデイジーさんに任せると言ってどこかに行きましたよ?
なんでしたら、私もお供しましょう。ここのことは詳しいですから」

ロゼッタ「本当ですか!何処のどなたか存じ上げませんが、ありがとうございます!」

デイジー「ありがとうね!」

軍団員「ふふ、気にしないでください」

 

542: Mii 2018/12/06(木) 22:36:45 ID:XUi5qVu.

ロゼッタ「…『残機申請窓口』?」

確かに、看板にはそう書かれています。

デイジー「うふふ、懐かしいなあ…私もだいぶ前に来たっけ。
…申請こそ通ったものの、残機制度を利用しないまま今に至るけど」ズーン

ロゼッタ「残機申請…ああ、以前聞いたことのある、あれですか。
ここで申請を受け付けているのですね。
なるほど、並ばれている皆さん、活き活きとしています。
根っからのチャレンジャーたちなのですね」

デイジー「私たちくらい強くなると、そのチャレンジもなっかなかできないのよ。
他の人たちが委縮、遠慮しちゃうから、原則、古くなったステージへの挑戦はナシってことらしいわ。
冒険者として招集されたステージしかチャレンジできないのよね…」

ロゼッタ「それで、私がここに並ぶのはなぜなのですか?」

デイジー「またまたぁ、分かってる癖にー。
いや、分かってなかったとしても、いい加減察しなさいよ!

…そりゃ、冒険者の資格を得たからに決まってるじゃない!」

ロゼッタ「……え?」

ど、どういうことですか!?青天の霹靂です!

 

543: Mii 2018/12/06(木) 22:39:37 ID:XUi5qVu.
デイジー「喜びなさい、ロゼッタ。私とあなた、なんと次の冒険に内定もらったんだって!
ピーチがかなり動いてくれたらしいわよ!やったね!これで強化ばっちり!」

ロゼッタ「え、ええっ!?いつの、まに!?」

喜べ、と言われても。正直、寝耳に水過ぎて、何が何やら。

…というより、けたたましいくらいの「死へのカウントダウン」警告が
頭の中を鳴り響いているのですがっ!?

 

544: Mii 2018/12/06(木) 22:42:24 ID:XUi5qVu.

受付「はい、次の方―」

ロゼッタ「は、はい」

とうとう、私の番が回ってきました。
待っている間に必要事項を記入した紙を、受付の人に渡します。
…記入し切るのに30分掛かりました。物凄く疲れました。厳格にも程があります。

ついでに言わせてもらうと、物騒な質問が多かったです。
「これまで死にそうになった回数は何回くらいですか?」みたいな質問には、
あんまり答えたくありませんでしたよ、目が点になりました。
でも正直に「100回以上。1000回を超えているかもしれません」と回答しておきました。
受け取った係の人が、今度は目が点になりました。わぁい。

――それでもこの人気ぶり、凄いですね。

まだまだ、終わりではありません。

親切な軍団員さんに促され、先へ進みます
身長、体重、肺活量、握力、血液検査、聴力検査、そして…。

 

545: Mii 2018/12/06(木) 22:44:55 ID:XUi5qVu.
受付「はい、続いて視力検査でーす。ではこちらの機械を覗いてください…
あ、右目が隠れているので髪は払ってくださいね」

ロゼッタ「…え」

付き添いのデイジー姫が、私が終わるのを待っています。…待っているのですが。

ロゼッタ「…えっと――なしということには、できませんか」

デイジー「何言ってるのよ、ロゼッタ?」

受付「別に、視力が悪いから審査不合格というわけでは全くないですよ?
合格時のアドバイスが変わってくる、くらいに思って頂ければ」

ロゼッタ「そ、そういうことではないのですが…あの、その、ええと」オロオロ

デイジー「そういえば、ロゼッタの右目ってなんだかんだ見た事なかったっけ?
お風呂に一緒に入った時でさえ、絶妙に髪に隠れてたもんね。
なになに!?邪気眼!?それとも写○眼でも持ってたり!?
あの黒歴史に関係あったり!?」

ロゼッタ(――あの黒歴史には関係ありませんよ!)

ロゼッタ「………………………わかりました。覚悟を…決めます」

そうです、ここでデイジー姫を信用しないで、どうするというのです。
醜さに…嫌われることなんて、あるはずがないのですから。

 

546: Mii 2018/12/06(木) 22:46:51 ID:XUi5qVu.

スッと、手を右目にやります。

長らく掛かり続けていた髪の房が…今、退けられました。

デイジー「……えっ」

デイジー姫が、驚きの余り…両手で口を覆います。

ロゼッタ「…………これで、よろしいですか?」

デイジー「ど、どうした…の、その…眼」

私の右目は…まるで人工物かのような、無機質で冷たい色をしています。
光など…宿っておりません。

 

547: Mii 2018/12/06(木) 22:48:40 ID:XUi5qVu.
震える声で、デイジー姫に尋ねられ――
できるだけ、できるだけ心を落ち着かせて、返します。

ロゼッタ「ふふふ…怖いくらいに、光を失っているでしょう?
恥ずかしくて…見せたくなかったのですけれどね。
…ほとんど見えていないのですよ、これ。

…何百年前になりますか…不慮の事故で、酷く傷ついてしまいました。
回復も手遅れで、腐らないだけ御の字という状態です。
我ながら、泣きたくなります…」

デイジー姫が、たちまち涙模様。

デイジー「ごめん…ごめんなさい!ごめんなさいっ!」

受付の人まで、一緒になって泣き始めてしまいました。

ロゼッタ「具体的には……………………」

 

548: Mii 2018/12/06(木) 22:53:59 ID:XUi5qVu.

・・
・・・

女の子「ああ、とうとう望遠鏡が壊れてしまったわ。
もう、遠くの星を観察することはできないのかしら?

…そうだわ!目に魔力を込めたら、視力が上がって
もっと遠くの星を肉眼で見ることができるんじゃないかしら!」

チコ「そんなことをして、大丈夫?」

女の子「大丈夫よ、痛くなったらやめればいいのだもの!いくわよ!」

女の子「…わあ、見える、見えるわ!思ったとおりね!」ググッ

チコ「すごい!何が見える!?」

女の子「そうねえ、あの星の表面の、山と谷の数までわかるわ!」

チコ「なあんだ、岩の形まではわからないんだ」

 

549: Mii 2018/12/06(木) 22:56:26 ID:XUi5qVu.
女の子「そのくらい、見えるわよ。まかせなさい…うん、岩だって見えるわ!
なんだったら、小石の形だって説明できるわよ!」グググググ

チコ「あ、ママ?そろそろ、右目に魔力を込めるのをやめた方がいいんじゃあ」ビクビク

女の子「わあ、凄い凄い!どんどん拡大していけるわ!!
もっともっと速く!もっともっと遠くまで!!」ググググググ

ブシュッ!

女の子「あ」

チコ「」

女の子「いやああああああああああ!!!目が、目がぁーー!!」

チコ「回復、はやく回復っ!!」

・・・
・・

ロゼッタ「あまりにもあんまりな自業自得といいますか、
思い出すたびに馬鹿さ加減に泣けてくるのです…」ウルウル

デイジー「結局は黒歴史だったんかーい!?
ごめん、なんだかあんまり可哀想に思えなくなったっ!!」ビシィッ!

 

550: Mii 2018/12/06(木) 22:59:34 ID:XUi5qVu.
ロゼッタ「あ、でも完全な失明状態じゃないですよ!
というより、まさに魔眼に近いですね。魔力を注げば注いだだけ、
遠見効果を発揮するのです!デイジー姫のFPを貸して頂ければ、
視力10000.0も夢じゃありませんよ!」

デイジー「…あー、FPが勿体ないのでやだ」

ロゼッタ「あ、はい」ショボン

ロゼッタ「右」

ロゼッタ「左下」

ロゼッタ「上」

ロゼッタ「下」

ロゼッタ「右上」

受付「左目2.0。
…右目は10.0ですね」

ロゼッタ「よし。…まあ、自分のFPだけなのでこのくらいにしておいてあげましょう」ググ

デイジー「右目が怪しく光っとる…
秘密を教えてもらったのにあんまりうれしくない…」

 

551: Mii 2018/12/06(木) 23:02:36 ID:XUi5qVu.
――結局。申請に丸一日、掛かってしまいました。
私も、付き添いのデイジー姫も…疲れ気味。建物を出て、ググッと伸びをします。

デイジー「今日は色々とありがとうね、軍団員さん!」

軍団員「いえいえ、お気になさらず」

ニヒルに笑って、彼は一礼して去っていきました。ステキな方ですね。

デイジー「あっとは、招集がかかるのを待つばかりー!楽しみだなー!」

ロゼッタ「それで、いつ頃になるのでしょうか?」

ピーチ「はっきりとしたことは言えないけれど、数か月以内ってところじゃないかしら。
あ、集合場所も含めてメールで教えるから、メールチェックは毎日欠かさずすること。

特にロゼッタ、この冒険は貴方を鍛えるためのもの、と言っても過言ではないのだから…
集合に遅れたら、私、怒るわよ?気を付けなさい」

ロゼッタ「ぴ、ピーチ姫。い、いつのまに背後に…ホッ。ある程度の猶予はあるということですね。
ええ、わかりました。ご心配なく、最近は日課になっていますから」

ピーチ「デイジーもね?ようやく冒険参戦となったことに喜び過ぎて、確認を怠らないように」

デイジー「そんなヘマはしないよーだ!」

ピーチ「不安だわ…」

 

552: Mii 2018/12/06(木) 23:04:33 ID:XUi5qVu.
その他、いくつかの注意事項をピーチ姫から教わり…クッパシップで、ほうき星へ帰りました。
…さて、ますます体力づくりに励む必要がでてきましたね。頑張らなければ!

…あ。大事なことを忘れていました。

望むなら、パワーアップ状態の服装を登録してもよいそうです。
登録すると、アイテムを取った瞬間に早着替えできるとか。どういう原理なのでしょうか。

当然、ファイア状態に…持ってきた、朱いドレスをしっかり登録しておきました。
あとは、デフォルトで勝手に執り行ってくれるそうです。

 

553: Mii 2018/12/06(木) 23:06:59 ID:XUi5qVu.

~11月19日~

『各位

初霜の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、 私が妖精の国を侵略し(形式的に)
ワールドステージを展開するという『例の』準備が一通り完了致しました。

つきましては、11月21日、各ステージを開放致します。
急なこととなりましたが、皆様の参加、挑戦を心からお待ち申し上げております。

クッパ城城主     クッパ』

ピーチ「……来たっ!!よし、マリオとルイージには届いているだろうし、
デイジーとロゼッタにメールを…!」カタカタカタカタッ!

 

554: Mii 2018/12/06(木) 23:08:56 ID:XUi5qVu.

メールダヨ!メールダヨ!

デイジー「…よし!よし!来た来た来たぁー!!待ってましたぁ!
それでは、さっそく準備しなくっちゃ!!」ガバッ

デイジー「フンフンフフーン♪荷物は手提げ一つでじゅうぶーん!
集合場所は割と遠そうだし、早めにしゅっぱーつ!」タッタッタッ

大臣「これはこれは、デイジー様。そんなに軽い足で、一体どちらへ?」

デイジー「これから、初冒険に行ってくるわ!後のことはよろしくね!」

大臣「ほっほっほ、それはそれは…」

デイジー「それじゃ!お土産一杯買ってくるね!」

大臣「是が非でも止めなければなりませんな」ピッ

デイジー「!?」ピョン!

 

555: Mii 2018/12/06(木) 23:11:15 ID:XUi5qVu.

デイジー「…うひゃあ!?急に足元の床が無くなった!なにこれ!?」トンッ

大臣「ちっ、無駄に勘が鋭いですな。しかし、まだまだ参りますぞ!」

デイジー「ちょちょちょ、なんでこんな事するのよ!酷いじゃない!」

大臣「その言葉、そっくりそのままお返し致しますぞ!
最近のデイジー様ときたら、碌に政務を執っていらっしゃらないではないですか!」

デイジー「…うぐっ、そんなに怒らないでよ金融大臣さん」

大臣「私は防災大臣ですぞっ!どこぞの姫様の不手際で、
何故か警務大臣と復興大臣も兼ねていますがね!
役職すら把握していないとは嘆かわしい!

既に今年も10か月経ちましたが…
一体、何日サラサ・ランドでお務めを果たしたというのです!」ピキピキ

 

556: Mii 2018/12/06(木) 23:13:40 ID:XUi5qVu.

デイジー「…えっと、50日くらい?」

大臣「たったの5日ですぞ5日!
それ以外は、朝と晩ちょっと城にいるくらいで、城下で遊び呆けている…
あるいはキノコ王国などへ放蕩の旅に出ているだけ!

戻ってきてみれば『ちょっと着替え取りに帰ってきたよ』…ですと!
『ほらほら、大会で優勝してトロフィ―貰ってきたよ!飾っておくから好きなだけ眺めていいわ』…ですと!?
ふざけないでいただきたい!堪忍袋の緒が切れましたぞ!

私たちという超優秀な部下がいなければ、とっくにこの国は潰れておりますぞ!」

デイジー「あ、はは、はは。…ごめん!ほんとごめん!でも、今回ばかりは見逃して!
次から気を付けるから!ね?私だって、やるときはやるのよ?知ってるでしょ?」

大臣「ええ、知っておりますとも。確かに本気モードのデイジー様は、かのピーチ様にも劣らないくらい…
それはそれは神々しい威圧感、カリスマ、威厳に溢れておりますぞ。
…しかし、その頻度があまりにもあんまりな低さですのじゃ!

そして、我らは…次にお会いした時には、一致団結して、
デイジー様をひっ捕らえるべし、と結論付けましたのじゃ!!」ダッ

デイジー「えええ!?そんな、やめてよ!あ、争いは何も生まないと思います!」アワワ

 

557: Mii 2018/12/06(木) 23:15:53 ID:XUi5qVu.

大臣「どの口がそれを言うかぁー!皆の衆、出遭え出遭えーっ!」

(地方創生+雇用改革+環境保全)大臣「うおおおおお!!俺は今から怒るぜ!」ダッ

(外交+軍事+治水)大臣「一か月くらいカンヅメにしてまともに働かせるぞぉ!」バッ

(観光+遊興+歴史編纂)大臣「喝を入れてやらねば!お覚悟をっ!」ダッ

(金融+物流+電子通信)大臣「ヒャッハー!」ダッ

(科学+教育+福祉)大臣「社畜にも限度というものがある!
これ以上好き勝手にさせてたまるかー!」ドーン!

オオオオオオオオーーー!!!ズドドドドド…!!

デイジー「わわ、何十人も寄ってたかってわらわらと…!
よーし、そっちがその気なら私だって本気で行くからね!
止められるものなら止めてみなさーい!

お姫様の力を舐めるなあ!強行突破ぁー!!」ドドドッ

 

558: Mii 2018/12/06(木) 23:17:57 ID:XUi5qVu.

――30分後。

デイジー「ばたん、きゅー…」ボロボロ

大臣「やりましたな!我々は遂に成し遂げたっ!」

大臣「敵は流石に強大であった…しかし!
我々のダイヤモンドよりも堅い結束力が!
用意周到に仕掛けられた捕縛用の仕掛けの数々が!
料理人から一介のメイドに至るまでの、一糸乱れぬ追跡、情報リレーが!
不可能に見えたことを、可能にしたのですぞ!」

大臣「おっと、油断している暇はない!のんびりしている暇はもっとない!!
裁可してもらわなければならぬ書類は、それこそ山ほどある!
すぐさまデイジー様を執務室へ!
更衣室も風呂トイレも飲食提供も、全て一室で完結できるように改造してある!

いいか、どのような理由を並べ立てようと、絶対に部屋から出すな!
文句を言うようなら、メイドたちよ!
素っ裸にして、リードと首輪で机に括りつけてでも仕事をさせるぞとでも脅しておけ!」

メイド「「「「「承知いたしました!!」」」」」ビシッ!

デイジー「」

――サラサ・ランドの部下たちのステータスは…
――デイジーを反面教師にして、恐ろしく高かった。

 

559: Mii 2018/12/06(木) 23:20:15 ID:XUi5qVu.

~11月23日、フェアリーランド~

マリオ「…………」

ルイージ「…………」

キノピオ「…………」

デイジー『…グズッ。グズッ。……そんなわげで、わだじ、ぼうげんに、いげなぐ、なっだの。
いぎだがっだのに、いぎだがっだのにっ!!ウワーン!!』

ピーチ「ようやく電話が掛かってきたと思ったら…なにやってんのよ!自業自得じゃないの!
せっかくのチャンスをフイにしてっ!馬鹿じゃないの!?」

デイジー『ぞんなにおごらないでよぉ…!ようやぐ、でんわだげはゆるじで、もらえだのにぃ…!!』ダバー

マリオ「…ちょっとピーチ、代わってくれるか?今のピーチじゃ、纏まる話も纏まりにくいだろ」

ピーチ「…はい、どうぞ!ふんっだ!」プンスカ

 

560: Mii 2018/12/06(木) 23:22:04 ID:XUi5qVu.
マリオ「俺だ、マリオだ。デイジー、まあ今回は諦めろ。きっと次があるさ。
…あと、ピーチの機嫌が最悪だが…これは、デイジーだけのせいじゃないから
気にしなくていいぞ」

デイジー『…え?どういう、ごど?』グズッ

マリオ「…それがだなー。

ロゼッタが、連絡もなく未だに合流しない」

デイジー『…………はいぃーーーー!?なんで!?』

マリオ「ほっ、ちょっとは元気になれたか…もう、World 3の途中なんだけどな…」

ピーチ「……」ブツブツ

 

561: Mii 2018/12/06(木) 23:24:49 ID:XUi5qVu.

~11月18日夜、ほうき星~

ロゼッタ「今日も、特にメールは来ていませんね」

少しの期待と、大きな不安が混ざり合った心理状態です。

私などに…冒険が、勤まるのでしょうか。
常人の体力すら怪しいレベルなのですが。
ふう、とため息を付いてしまいました。幸せが逃げていきそうですね。

と、そこへ。

チコ「ママ、大変だよっ!
久しぶりに、巨大隕石がっ!!今までで一番おっきいかも!」

ロゼッタ「何ですって!!わかったわ、すぐに皆を集めてちょうだい!
いつものやり方で対処するわよ!」

チコ「わかったっ!!」ピューッ

ほうき星を、みんなを、守らなければ!

 

562: Mii 2018/12/06(木) 23:28:23 ID:XUi5qVu.

チコ「いっ」

チコ「せー」

チコ「のー」

チコ「で!」

チコ「「「「「「「「「「「「「「「「わーーーー!!」」」」」」」」」」」」」」」」ゴゴゴゴゴゴ

ロゼッタ「FP集積、異常なしっ!……参りますっ!
はああああああああああああっ!!!」ビッシャーーーーン!!!!

シュウウウウ…。
予定通り、想定通り。だから慌てなど、しません。
巨大隕石は、私の必殺技で、跡形もなく…消えていきました。
ふふ、前回よりたとえ大きくなろうとも、私たちの絆の前では消し去ってしまえるのです!

ロゼッタ「体が、ふらつく…というわけで、私は…寝ます――」

チコ「わかったママ、お疲れさま!1週間、ボクたちが責任を持ってほうき星を守るよ!」

チコ「「「「「「「おー!」」」」」」」

ロゼッタ「ふふ、ありがとう。…おやすみなさい」

――何か、忘れているような…気のせい、でしょう。

 

563: Mii 2018/12/06(木) 23:30:33 ID:XUi5qVu.

~11月25日~

猫クッパ「ふはははは!よくぞここまでやってきたな!
お前らみんな、まとめてやっつけてやるのだ!
ファイナルバトルと行こうではないか!

…え?まだロゼッタ合流してないの?ここ最終ステージだぞ!?」

マリオ「まあエクストラステージはあるみたいだけど…調子に乗ってクリアしすぎたかな」

猫クッパ「せっかく今回はWorld 1から出張して登場するくらい、
ワガハイ意気込んでたんだが…残念極まりないのだ」ハァ

ルイージ「そんなことよりピーチ姫の機嫌がヤバイんだけど!?」ガクブル

キノピオ「」ガクガクガクガクガクガクガクガク

ピーチ「…………………………………………」イライライライライライライライラ

 

564: Mii 2018/12/06(木) 23:32:38 ID:XUi5qVu.

~11月26日朝~

チコ「ほうき星に、異常はぜんぜんなかったよ!
あ、変な箱は届いたけど!」

ロゼッタ「………………………………」

ピーチ『いい?このメールの後すぐに、速達(クッパシップ)でワープブロックを送るわ。
触れるだけで、集合場所に一瞬で付ける代物よ。

だから、距離の遠さを言い訳にしないで約束通り、11月21日に来るのよ?
あんまり遅かったら先に進んでるけど、その時は…わかってるわね?』

ロゼッタ「不可抗力なんですけど…」ガクガクブルブル

 

565: Mii 2018/12/06(木) 23:35:05 ID:XUi5qVu.

~WORLD ☆-2  スーパーギャラクシー~

ピーチ「…………」

マリオ「…………」

ルイージ「…………」

キノピオ「…………」

ロゼッタ「は、はろー?」ニコッ

ピーチ「」イラッ

ピーチの ヒップドロップ!▼

ロゼッタ「いやああああああああ!!!」プチッ

ちびロゼッタ「うわああああぁぁぁぁん!ごめんなさいぃー!!!」ビェーン

マリオ「泣ーかした、泣ーかしたー!」

ピーチ「うるさい!」ウガー!

 

567: Mii 2018/12/11(火) 22:22:47 ID:OxfDQ/p6

マリオ「ほい、スーパーキノコ」

ちびロゼッタ「ありがとうございます」

ロゼッタ「…ほっ」グィーン

パワーダウンだと、こうなるんですね。勉強になりました。
精神年齢も少し引き摺られて幼くなるみたいです。
あ…でも、低い視界というのもちょっと新鮮でした。
机の下の落とし物とかに気付きやすくて、便利かもしれません。

マリオ「ちなみに、ロゼッタがいるということで…ピーチが色々頑張ってな。
死亡すると『スーパー』状態で復活するゆとり仕様にしてもらったぞ。
いやあ、残機制度もここまでセーフティガードを効かせられるまでになったか、感慨深いなあ。
俺としては消化不良は否めないが」シミジミ

キノピオ「その何が悪いんですか!いいことじゃないですか!」

 

568: Mii 2018/12/11(火) 22:25:06 ID:OxfDQ/p6
ルイージ「…キノピオ、ごめん。僕でも、流石にぬる過ぎると思ってた。
リトライ直後のアイテムがフラワーとかベルとか、緊張感ないでしょ。
まさか僕がシャボン縛りして死亡回数2桁行かないとは思わなかった」

キノピオ「ルイージさんらしからぬ強気な発言ですね」

ルイージ「なんだとぉ!キノピオはシャボンを相変わらず使いすぎなんだよ!
ミスして落ちるときは潔く落ちようよ!」

キノピオ「はあぁ、聞いて呆れます。全くもって馬鹿げていますよ、そんなこと」

ピーチ「要するにキノピオは、潔く28回死んだ私が大馬鹿だと言いたいのね?」

マリオ「ついでに言うと、俺の死亡回数5回のうち1回がピーチを、
残る4回ともがお前を救うための捨て身の作戦だったわけなんだが。
押しつけがましいことを言うつもりはなかったが、流石にキレていいか?」

キノピオ「」

 

569: Mii 2018/12/11(火) 22:27:18 ID:OxfDQ/p6

ピーチ「よし、次の即死ポイントで私が責任を持ってキノピオを突き落とすわ」

マリオ「おお、助かる!俺たちがやると文句タラタラだからな、どうせ」

キノピオ「」

ロゼッタ「……ご愁傷さまです」

なんだか、死の概念が良く分からなくなって参りました。
…あ、元からですか。これは失礼。

ロゼッタ「それで、私は一体どう参加すればよろしいのでしょうか。
今からさっそく攻略に加わって…?」

マリオ「それは絶対に許容できないな」

マリオに、一瞬で否定されてしまいました。

マリオ「すでにエクストラステージ、ロゼッタには残念だが荷が重すぎる。
こういうときこそ、シャボンの出番だ。
どんな感じか、安全圏で眺めておいてくれないか」

ロゼッタ「で、では後で最初の方のWorldに戻ったうえで、ということですか?」

 

570: Mii 2018/12/11(火) 22:29:20 ID:OxfDQ/p6

ピーチ姫が、苦虫を噛み潰したような顔をしました。

ピーチ「…あのねロゼッタ、私たち、冒険に来たからには最後の最後までステージをクリアしたいの。
流石の私たちでも、やり応えのあるステージは出て来てるし。それは分かってくれるわよね?」

ロゼッタ「…?はい」

ピーチ「…それでね。ロゼッタには酷な話なんだけど。
今回はちょっと、全員イベントが立て込んでいてね。それでもどうにかやりくりした期間だったのだけれど…。
おそらく見学してもらいながら、ラストステージまでこなすだけで時間的に精一杯なのよ。
そこで解散して、冒険は終わり」

ロゼッタ「え、でも、それでは…!私の参加意義、が」

――無くなってしまうのではない、でしょうか。
――それはとても、悲しいです。不可抗力でも、悲しすぎる顛末です。

 

571: Mii 2018/12/11(火) 22:31:26 ID:OxfDQ/p6
ピーチ「…仕方がないの。そのかわり、私たちが帰った後…
解放されたステージをロゼッタ1人で挑戦して…己を鍛えて行ってちょうだい。

あのワープブロックは、今のところ、世界で一つしかない耐久性バツグンのワープブロックでね。
ひとまず、ほうき星とフェアリーランドを自由に行き来できるわ。

ロゼッタの実力じゃ、World 1も難しいかも知れないけど…
いつか、クリアできるようになるわ。

他の人たちの挑戦は、ちょっと待ってもらえないか掛け合ってみる。
一人だけで寂しいかも知れないけれど、頑張り抜きなさい」

ロゼッタ「…………」

私、1人で。
不安が、胸をよぎります。

思わず沈黙して俯いてしまいましたが、
マリオが元気づける(?)言葉を投げかけてくれました。

マリオ「勿論、そのまま投げっぱなしにはしないぞ。
とりあえず、無限増殖の仕方を教えておくからさ」

ロゼッタ「…………はい?」

 

572: Mii 2018/12/11(火) 22:36:27 ID:OxfDQ/p6
とりあえず、「ムゲンゾウショク」ってなんでしょう、と首をかしげつつ、エクストラステージの先へ。
私は最初から「シャボン」と呼ばれる泡に入って、ふわ、ふわり。

ロゼッタ(きっと、この4人ならば…抜群のコンビネーションで、
どんな難ステージもいともあっさりとクリアしてしまうのでしょうね…)

マリオ「よーし、じゃあ改めて冒険を再開するか。
設定は今まで通り『フレンドリーファイア:あり』でいいな?」

ピーチ「全くの無問題よ!」グッ

ルイージ「やれやれ、どうせ反対しても聞いてくれないでしょ?」

キノピオ「ああ…」ガクッ

ロゼッタ「……ふれんどりー、ふぁいあ?」

 

573: Mii 2018/12/11(火) 22:38:15 ID:OxfDQ/p6

~WORLD☆―3 回せ!つみ木のアスレチック~

マリオ「ウォー!ウォー!ヤー!フォー!ヤー!ヤー!ヤー!ウィヒー!
ヤー!フォー!ウィヒー!ヤー!ウォー!ウォー!ウィヒー!
ヤー!ウォー!ヤー!フォー!ヤー!」SPEED:MAX

ルイージ「ワッハー!ハッ!イェーイ!イェーイ!ワッハー!ワッハー!
ホッホー!ホッホー!ハッ!イェーイ!」SPEED:MAX

ピーチ「ホーゥ!ホーゥ!イエィ!イエィ!イヤァ!ホーゥ!ハッ!ヤーッ!
ホーゥ!イエィ!ホーゥ!ハッ!ヤーッ!」SPEED:99%

キノピオ「オワホゥ!オワホゥ!ヤーィ!ヤーィ!ハィッ!ハィッ!
ハィッ!ホッ!オー!ホッ!…あっ(ツルッ)」SPEED:84%

ピーチ「キノピオ、私たちの中で一番速いくらいのつもりでいなさいよ!
じゃないと、約束通り落とすわよ!」

キノピオ「オワホゥ!ヤーィ!」ナミダメ

ロゼッタ「」

ロゼッタ「協力は!?」

マリオ「そんなものは、ない!あるのはゴールまでの競争のみだ!」

 

574: Mii 2018/12/11(火) 22:40:02 ID:OxfDQ/p6
ルイージ「コイン1枚につき、タイム1秒と等価!
グリーンスターorハンコor 1UPキノコ1個につき、タイム10秒と等価!
残機を減らしたら、タイム100秒ペナルティ!

駆け引きも大事になってくるんだよ!
僕の場合、ジャンプ力の高さを活かさなきゃね!」

ピーチ「もちろん、物を投げたりして妨害するのもありよ…痛いっ!」ガンッ!

マリオ「はっはっは、棒立ちの敵とごっつんこ!油断大敵だな!」

ちびピーチ「やったわね!ゆるさないんだから!かくごしなさい、そこのてき!」

ツッコンドル「いや、知らんがな」

ルイージ「ブーメランいっけー!」シュッ

ちびピーチ「あ、がっ……」グサッ

ちびピーチ「」チーン

キノピオ「姫様あああああああぁぁぁぁ!!」

 

575: Mii 2018/12/11(火) 22:43:59 ID:OxfDQ/p6
残機―1
ピーチ「…ふっかーつ!やったわねルイージィ!!」シャキーン!

ルイージ「ジャンプでかわすよっ!」

マリオ「不安定な足場の上でみだりにジャンプするなよー!」マチカマエ

ルイージ「え、ちょ、押さないで…わあああああああああ!」ヒュー

残機―1
ルイージ「いたたたた…やったなー、兄さん!」

ピーチ「マリオっ!あなたを倒して、私も死ぬぅ!」ダダダッ

マリオ「受けて立とうじゃないか!」ビシッ

ロゼッタ「皆さんっ!!もうちょっと命を大事にしましょうよっ!?
これはゲームじゃないんですよ!?」

 

576: Mii 2018/12/11(火) 22:45:22 ID:OxfDQ/p6

マリオ「だって」

ルイージ「スマブラごっこ」

ピーチ「楽しいもの」

>>3人のテンションは非常にクレイジーな状態になっています。

ロゼッタ「」

マリオ「ちなみにさっき話した『死亡回数』はフレンドリーファイア分はカウントしてないから、
実際はもっともっと死んでるんだけどな」

ロゼッタ「」

キノピオ「もう嫌だぁ…」グズッ

 

577: Mii 2018/12/11(火) 22:46:51 ID:OxfDQ/p6

~WORLD☆―4 飛びつけ!ゴールポール~

マリオ「待てやコラ!ゴールポールの癖に、逃げるとは生意気だぞ!」ダダダダダダッ!!

ルイージ「ある意味斬新だねー!」ダダダダダッ!!

ピーチ「とっ捕まえて、微塵切りにしてあげるわ!」ダダダダッ!!

ゴールポール「ひえええええええ」ダッ!

ロゼッタ「」

キノピオ「…ゴールポールさん」ジワァ

 

578: Mii 2018/12/11(火) 22:47:54 ID:OxfDQ/p6

~WORLD☆―6 星空ロッカクロード~

マリオ1「パタテンテンが一杯だな!みんな残らず駆逐してやる!」

マリオ2「お前がでしゃばるなよ、1人の攻撃じゃないと得点が増えないだろ!」

ルイージ1「そうだそうだ!というわけで僕が行くよ!」

ルイージ2「え、ここは兄さんに任せようよー」

ピーチ1「私が華麗にブーメラン一投で蹴散らしてみせるわ!」

ピーチ2「私が倒すんだから、しゃしゃり出ないで!」

マリオ1「こうなったら、早い者勝ちだよな!とっととブーメランをお見舞いだー!」

パタテンテン「ぎゃああああああ」

ファイアパックン「ぐわああああああ」

ロゼッタ「わあ、なんと綺麗な星空なのでしょうー(現実逃避)」

キノピオ「ダブルチェリー取らなくてよかった」ホッ

 

579: Mii 2018/12/11(火) 22:50:42 ID:OxfDQ/p6

~WORLD茸―3 真夜中ジャングルツアー~

マリオ「出た、美味しそうなファンタグレープの沼っ!」

ロゼッタ「ふぁんた、ぐれぇぷ?飲めるのですか?」

マリオ「飲めないことはない」ゴクゴク

ロゼッタ「…へえ、ちょっと私も指に付けてみて、それを舐め――」

ジュッ!!

マリオ「ロゼッタの酸耐性でチャレンジすると即死だぞ」

ちびロゼッタ「ゆびがいっしゅんでとけたんですけどぉ!?いやあああ!」

マリオ「はは…あれ、電話か。もしもし?あ、任天堂さん?
『残機減らしておきなさい』?しょうがないな…」

残機―1
マリオ「これでいいか」

ちびロゼッタ「いいかげんにしてぇーっ!あたまおかしくなるぅ!」

ピーチ「習うより慣れろ、よ。はい、キノコ」

 

580: Mii 2018/12/11(火) 22:53:51 ID:OxfDQ/p6

~WORLD花―12 ボスパラダイス~

ボスたち「「「「「「降参するので虐めないでください」」」」」」

マリオ「え?フルパワーで戦ってほしいって?OK」ブンブンッ!

ピーチ「笑止」

ルイージ「賽は投げられたんだよね」

ボスたち「「「「「「」」」」」」

ピーチ「あ、電話だ。ちょっと待って……え、また任天堂から?
はい、はい…ロゼッタですね、代わります。…ロゼッタ、ちょっと出て」

任天堂『ロゼッタさん、実は来年3月のイベントであるマリオパーティアイランドツアーに
ぜひとも参戦して頂きたいのですが…可能でしょうか?』

ロゼッタ「私めなどでは絶対に務まらないので辞退させてください、断固として」

任天堂『えっ』

ロゼッタ「お願いします…」ボロボロ

任天堂『(どうしたんだろう…)で、では司会進行くらいならどうでしょうか!?』

ロゼッタ「……………………はい、わかり、ました」

蚊の鳴くような声で、返答するのが精一杯でした。
沈み込む私の気分などどこ吹く風で、マリオ達は…ようやく、駒をWORLD 1に、進めたのです。

 

581: Mii 2018/12/11(火) 22:56:57 ID:OxfDQ/p6

~WORLD 1-2 ノコノコ地下洞窟~

マリオ「じゃあノコノコ、ちょっと甲羅借りるぞ」フミッ

ノコノコ「ちぇっ、すぐ返してくださいよー?」シブシブ

そう言って甲羅を半ば強引に手に入れたマリオは…唐突に、私に甲羅を渡します。
…なんだか、マリオカートのときよりずっと重くないですか!?

ロゼッタ「……あ、あの、この甲羅をどうしろとっ!」ギギギッ

ルイージ「そこに1マス分の通路があるでしょ?
ひたすら跳ね返り続けるよう、投げ入れてみて!」

わけもわからず…言われた通りに、甲羅を投げ…ようとして、

ロゼッタ「あっ」

とうとう腕が持たなくなって落としてしまい…。

ちびロゼッタ「いたいぃ…!」グズッ

ピーチ「かわいい」

マリオ「かわいい」

ルイージ「かわいい」

ちびロゼッタ「そんなことどうでもいいですよぉ!?」

 

582: Mii 2018/12/11(火) 22:58:42 ID:OxfDQ/p6
結局、マリオが甲羅を拾い直して、人ひとり通れるくらいの隙間に投げ入れてくれました。
最初からやってください…。

ちびロゼッタ「それで、これをどうするんですか?」

ピーチ「踏みなさい、ひたすらに」

ちびロゼッタ「なんで!?」

さっぱりわけが分からないまま、とりあえずおぼつかない足取りで踏んでみます。
激しくバウンドする甲羅を踏むと、甲羅を停止させつつ反動で小ジャンプ。
ほどなく、再び体は下降し始め…甲羅を蹴り出しつつ、反動で小ジャンプ。

ポフッ! ポフッ! ポフッ! ポフッ!
ガツンッ!!ガツンッ!! ガツンッ!! ガツンッ!!

ひょうきんな踏む音と、甲羅が激しく両壁にぶつかる音が規則的に鳴り続けます。

ちびロゼッタ「だから、これがなんになるんですか!?」ピョン ピョン

ピーチ「すぐわかるから」ニヤニヤ

ちびロゼッタ「わかるって、なにが――」

ふと、上を見上げました。
かつて、あの超難コースで絶望した時のように。

 

583: Mii 2018/12/11(火) 23:00:00 ID:OxfDQ/p6
All × 98 1UP !
All × 99  1UP !
All × 100 1UP !
All × 101 1UP !
All × 102 1UP !
All × 103  1UP !
All × 104 1UP !
All × 105 1UP !
All × 106 1UP !

ちびロゼッタ「なにこれこわい」

わあ、てきをふみつづけるといのちがふえるんだあ。
よのなかってふしぎですねー。

 

584: Mii 2018/12/11(火) 23:02:28 ID:OxfDQ/p6

猫マリオ「へーんしん!ここで、豆知識ターイム!よく聞き給え、猫ピーチくん」

猫ピーチ「はい!教官!」

猫マリオ「この冒険では、ノコノコが出るステージは本当に少ない。
出るステージは1UPの稼ぎ処とも言える!

しかし!君は知っていたかね、
これらのコースがハイスコアの聖地でもあることを!」

猫ピーチ「どういうことですか!?」

猫マリオ「うむ。甲羅をしっぽ状態で跳ね上げると、連続で踏んだ時のように
得点がどんどん増えていくのは知っているな?
ちょこちょこ甲羅の動きに合わせつつ、甲羅を跳ね上げたこともあるだろう。
1UPに到達した段階で甲羅はポワン、と消えてしまうから、
あんまり価値がないワザにも思えるが…

逆に言うと、8000点表示が出た段階でワザと跳ね上げを止め、
地面に落としてから再び跳ね上げを開始する…という愚直サイクルを続けることで、
非常に効率よく得点を稼ぐことができるのだ!」

猫ピーチ「えーっ!すごいわ!どのくらい得点を稼げるの!?」

猫マリオ「ステージに入ったら、速やかに甲羅を確保し、
部屋の隅のような『甲羅をまっすぐ跳ね上げられる嵌め場所』にセット!
あとはひたすらサイクル、サイクル!

この『W1-2』の場合、どのキャラを使っても、安定して999999点…
すなわちカンストが可能だ!スコアに載ると気持ちがいいぞ!」

 

585: Mii 2018/12/11(火) 23:04:21 ID:OxfDQ/p6

猫ピーチ「すごーい!」

猫マリオ「『W5-2 サンサンビーチ』でも、カンストが可能だぞ!
ただし、こちらは条件が色々とシビアだ!

ブルたちが集まっている右側の隅っこまで甲羅を運んで、
黙々とと跳ね上げサイクルしなければならん!

鍵コイン回収ステージだから、何回か跳ね上げをミスするとやり直し、
というくらい余裕がない!

おまけに、仮に得点稼ぎが順調に進んでも、切り上げた時から
ゴールまでの道のりが長いから時間計算もヒジョーに難しい!
足の(本来)速いキノピオを強く推奨するぞ!」

猫ピーチ「大変なのね…!ごくり」

 

586: Mii 2018/12/11(火) 23:08:17 ID:OxfDQ/p6

猫マリオ「極めつけは、『W城―6 シュモックのなわばり』だ!」

猫ピーチ「ええっ?ノコノコなんて居たかしら?
それに、甲羅を嵌められるような隅っこもなかったような」

猫マリオ「それが、1体だけいるのだよピーチくん。
中間ポイント、池に囲まれた島、その先の土管…といえば分かるかな?
そして、土管を囲む窪みの壁が嵌めポイントだ!」

猫ピーチ「な、なるほど!」

猫マリオ「もっとも、このコースについてはカンストは無理だ。
大部分が水中操作で時間の計算がとにかく絶望的、
窪みの壁が案外跳ね上げミスを誘う、そしてやっぱり時間が足りなすぎる。

スレ主はキノピオでひたすら1か月くらい試行錯誤して65万点が限界だったらしい。
上手い人でも80万点は絶対に行かないだろうな」

猫ピーチ「メタいついでに質問です教官!そこまで苦労してハイスコア目指してなんになるの?」

猫マリオ「カンスト記録を残せる可能性があるステージだけは本気でやる性分らしい」

猫ピーチ「……あ、そう」

 

587: Mii 2018/12/11(火) 23:10:16 ID:OxfDQ/p6
猫マリオ「また、ミステリーボックス系は、
ワンフロアクリアからワープブロックに触れるまでのタイマーが働かないことを利用して…
地蔵ベルを持ち込んで、ひたすらジャンプor壁登りからの地蔵落下でコインを稼ぎ続けることで
簡単にカンストができる。

そこまで時間かけておいて最後まで突破できなかったら一大事だから、
最終フロアのひとつ前のフロアで得点稼ぎするといい感じだぞ」

猫ピーチ「心底どうでもいいです」

ちびロゼッタ「ロゼッタが375人、ロゼッタが376人、ロゼッタが377人…」ブツブツ

 

588: Mii 2018/12/11(火) 23:30:31 ID:OxfDQ/p6
クッパ「この度は、わがクッパ軍が設計したステージをこなしてくれて
まことにありがとうございました、なのだ!終わりよければすべてよし、としよう!」ガハハ

マリオ「いやあ、中々面白かったぞ。やらせの冒険ではあったが、肝を冷やすような局面もそれなりにあったしな!
今回ばかりはクッパに感謝だ! 」

ピーチ「ロゼッタのための残機も稼ぎまくったし、これで安全ね!
この残機は、ぜーんぶロゼッタに預けるわ。心置きなく一人旅をさせられるわ!
それでも残機が減ってきたら、また自分で無限増殖を使うのよ!なーんてね」

ルイージ「さすがにもう要らないでしょー!」アハハ

ロゼッタ(ジーッ)ミアゲ

Rosalina × 👑👑👑(1110機)

ロゼッタ(わけがわかりません)

 

589: Mii 2018/12/11(火) 23:33:37 ID:OxfDQ/p6

ルイージ「全クリも果たしたし、言うことなしだね!」

キノピオ「わわ、グリーンスターが380個、ハンコが84個もあります!
本当にたくさん集めましたね!

……姫様。この度は、不甲斐ない所ばかりお見せしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
今後は、物事に勇敢に立ち向かっていきたいと思います」

ピーチ「ええ、その意気よ。キノピオならそうなってくれると信じていたわ。
World1からWorldフラワーまでの長い長い旅だったけれど、
ロゼッタよりはキノピオが一番の成長株だったわね。

……さあ、今度はロゼッタの番よ!応援してるわ!」

ロゼッタ「は、はいっ!頑張ってみます!」

あんまり自信はありませんが、昨日の自分を超え続ける覚悟で。
力を付けていきたいです!

 

590: Mii 2018/12/11(火) 23:42:57 ID:OxfDQ/p6
ピーチ(意気込むロゼッタ。まあ、一旦は実家に帰りたいらしく、
ワープブロックで颯爽と帰って行っちゃった。…頑張りなさい、期待してるから)

妖精「あ、あのー!無事に、冒険は終了しましたか!?」

ルイージ「あ、妖精さん!もちろんだよ、君たちも、囚われ役とかいろいろとお疲れ!
今後も、いい関係をキノコ王国と持てたらいいね!」

マリオ「そうだな」

ピーチ(そう言うと、おどおどしていた状態から…途端にほっとした雰囲気に。
頭脳明晰そうな彼女だけど、何が心配だったのかしら)

ピーチ「何か、不安事項でもあったの?」

妖精「…ええと、その、お恥ずかしい話なのですが…
フェアリーランドの妖精たちは、気まぐれというか衝動的というか、
必ずしも全員の仲が常にいいわけじゃないんです。
なかなか一枚岩になって政策を施行できなくて。

今回も、『フェアリーランドをキノコ王国の属国としたいのか!』って
ステージ設置に猛反対したグループも少数ながらありまして。
何か、妨害行為や嫌がらせをしていやしないかと…」

ピーチ「あら…内政干渉をするつもりはないけど、大変そうね」

妖精「はい…」

 

591: Mii 2018/12/11(火) 23:49:54 ID:OxfDQ/p6
クッパ「仮に不穏なことをたくらめば、クッパ帝国が…
ついでにキノコ王国も黙っていないのだ。
フェアリーランドなぞ、ひとひねりである!」フンッ

妖精「ひ、ひええええええ…」ビクビク

ピーチ「やめなさいよクッパ!
……まあ、フェアリーランド全体に何かすることはないわ。
仕掛けた加害者に対しては『お返し』するかもだけどね。
ちゃんと国を纏めておいてくださいな」

妖精「は、はい!かしこまりました!」ピューッ

ルイージ「…行っちゃった。よっぽど心配事が尽きないんだろうな」

マリオ「まあ、俺たちに危害を加えられるとは思わないけどなあ…」

マリオ(加えられるとしたら)

マリオ(ロゼッタくらいだろうなあ)

ピーチ(ロゼッタくらいでしょうね)

クッパ(ロゼッタくらいだろうな)

 

592: Mii 2018/12/12(水) 00:02:01 ID:pBOaurfA

~数日後~

ロゼッタ「さあ、それでは朝食も済みましたし…さっそく参りますか」

チコ「ママ、頑張ってね!行ってらっしゃい!」

ロゼッタ「ええ、行ってくるわ。夕方までには戻るわね」ニコッ

ワープブロックさん、よろしくお願いします!
私の挑戦が、いま、始まろうとしています!

~フェアリーランド~

ロゼッタ「とりあえず、どのステージから挑戦しましょうか…
残機は山ほどあるので、ある程度の無茶は利くはずですよね。
…でも、死ぬのは怖いですし、うーむ。

そもそも、残機があるときに死ぬ感覚がどんなものか、
私は知らないんでした。安全に行きましょう、か」

ネエ、ネエー!

――誰かが、呼んでいる声がします。
妖精、でしょうか?そうみたいですね。

 

593: Mii 2018/12/12(水) 00:09:42 ID:pBOaurfA

妖精「貴方、呼ばれたら返事くらいしなさいよ!」

ロゼッタ「すいません、まさか呼び止められるとは思っていなかったもので」

妖精「全く…アンタ、もしかして前に来たマリオとかいう人の一味じゃなかったっけ?
それで慌てて呼び止めたのよ。急いでこっちにきてちょうだい!」

ロゼッタ「一味とは言い得て妙ですね…?わ、わかりました。
付いて行きますから引っ張らないでください!」アタフタ

WORLD2-🏠
妖精「はいっ!ハンコ貰い忘れよ、おっちょこちょいなんだから!」

ロゼッタ「え?ええっ!?あ、ありがとうございます…?」

なんと。あれほどステージ中のハンコを集められたというのに、
唯もらうだけのハンコをゲットし損ねていたなんて。
マリオ達にしては、うっかり大失態、ですね。
ちょっと、人間味を感じて笑ってしまいました。

それでは、ありがたく受け取ることに致しましょう。

 

594: Mii 2018/12/12(水) 00:20:54 ID:pBOaurfA

フェアリーランド、各所

ブーメランブロス「あっれー?取得済みグリーンスターって、
白くなるけど残り続けるんじゃなかったっけ?」

ブーメランブロス「…それで合ってるだろ?」

ブーメランブロス 「でも見ろよ、あそこにあったはずのグリーンスターか
完全に消え去ってるぞ」

ブーメランブロス「ははは、まさかニセモノだったとか言うんじゃないだろうなー?」

ブーメランブロス「うーん、考えすぎかなー?」

妖精(善)1「ハ、ハンコが!なんか変!?」

妖精(善)2「どうしたの、そんなに慌てて?」

妖精(善)1「ピーチから送られてきたメールに、渡していないヘンテコなハンコが押されてるの!
明らかにフェアリーランドで作られたっぽいのに!」

妖精(善)2「誰かが偽物を本物とすり替えたってこと!?一体、何の目的で!?」

妖精(善)1「わ、わかんない!でも、なんか嫌な予感がする!」

 

595: Mii 2018/12/12(水) 00:37:54 ID:pBOaurfA

グリーンスター × 380  ハンコ × 85 ~Completed !! ~

パンパカパーン!

ロゼッタ「きゃっ!?」

妖精「おめでとうございまーす!…なんと、このハンコをもちまして!
あなた様は、全グリーンスターを!全ハンコを!完全網羅致しました!

その栄誉を称え、ステキなステキな、とっくべつなステージにごあんなーい致します!!」

妖精「「「「おめでとう!」」」」

ワーワー!!

ロゼッタ「あ、ありがとう…ございます?」

妖精「さあさあ、ロケットに乗って乗って!」

ロゼッタ「は、はい。わかりました」

ロケット「グリーンスター342コ、ハンコ81コ…イエ76コアリマスカ?」

妖精「ありまーす!問題なく乗れまーす!」

ロケット「…カクニンイタシマシタ!シュッパツシマス!」

ロゼッタ(…あれ?)

 

596: Mii 2018/12/12(水) 00:56:31 ID:pBOaurfA

ロゼッタ「ここが…すてきな、ステージですか」

妖精「ええ、そうよ!ドキドキハラハラ、ワクワクがとまらないステージなの!
お姉さん、さっそく挑戦してみない!?きっと喜んでくれると思うわ!」

――そこまで、言うのなら。まあ、駄目だったら引き返しましょうか。気楽に行きましょう、気楽に。
――どんなステージなのか、胸がときめいています。

ロゼッタ「それでは、行ってきますね!」シュンッ

妖精「…………」

妖精「ハッ!」パリーン!!

ニセモノの グリーンスターと ハンコが くだけちった!▼

ロケット「グリーンスター、ハンコ、カクトクスウニイジョウハッセイ!
サイケイサン、サイケイサン!!

グリーンスター ゲンショウリョウ 39!ケッカ、341コ!
ハンコ ゲンショウリョウ 10! ケッカ、75コ!

フセイジョウシャト ハンダン! ワタシ カンカン!
カエリノ ジョウシャ モウゴメン!スリープモードニ ハイリマスッ!」

妖精(悪)「ま、クリアできるもんなら残機が尽きるまで頑張ってねー」

何かが、壊れる、音がした。

~WORLD 👑-👑 ファイナル!チャンピオンシップロード~

 

598: Mii 2018/12/16(日) 04:30:32 ID:dPGHwQFY

~ほうき星~

チコ「ママ、遅いなあ」

チコ「遅いねー」

チコ「遅い、おそいー」

ママが、フェアリーランドっていう国に冒険に出発して、あっという間に、もう夕方。
…あ、ほうき星に毎日、日が昇って沈んでるわけじゃないからね。
マリオ達が住んでる星に倣って、時刻で管理しているだけだから。

…それで、ママが帰ってくるって言ってた夕方になったわけだけど。
特に、その気配がないんだよね。
みんなも心配してきて、いろいろ話し合っているよ。

 

599: Mii 2018/12/16(日) 04:31:52 ID:dPGHwQFY
チコ「ママもきっと、ステージをこなすのに夢中になって、時間を忘れてるだけだよ。
問題ない、問題ない」

チコ「それも、そうだね!」

チコ「はやく夜ごはんが食べたいな!
最近はママが1日3回もご飯を作ってくれるから、ぜいたくだよね!
…肉とか野菜とかは、どうにも好きになれないけど」

チコ「それって、ママのお皿だけに入ってるのを珍しがって勝手に食べただけじゃん」

チコ「あはははは」

ボクは、ちょっと不安になりながらも、年長者として(?)みんなをなだめようと頑張ってる。
…はやく、帰ってこないかな。

 

600: Mii 2018/12/16(日) 04:33:04 ID:dPGHwQFY
――とうとう、日付が変わった。
――ママはいまだに、帰ってこない。

チコ「お腹すいたー」グー

チコ「お腹すいたよー」グウー

チコ(…………)グゥ

みんな、まちくたびれちゃった。
3食生活に慣れ過ぎて、お腹の音があちこちで鳴り響く。

まあ、餓死することなんてないんだけどね。
最悪、ほうき星の表面をかじってればお腹が膨れるし。おいしくないけど。

一応、非常用に用意してくれている星くずパンが台所にあるけど、
誰も手を付けようとはしない。ご飯はママといっしょに食べたいもの。
ボクもすっかりお腹がすいた。早く帰ってきて、ママ…。

 

601: Mii 2018/12/16(日) 04:34:39 ID:dPGHwQFY
――更に、お昼過ぎになった。
――ママは……一向に、帰ってこない。

流石に、いくら呑気なボクたちでも、非常事態ってことが呑み込めてきた。
ぐうぐう鳴いてるお腹のすき具合なんて、とても気にしてる場合じゃない。

チコ「ママに、何かあったんだ!どうしよう!」

チコ「こうなったら、みんなでワープブロックに飛び込んでママを探しに行こう!」

チコ「それがいいよ!」

そう言って、みんながボクの方を振り向く。
…え?ボクが最終判断出すの?……別に、いいけど。

チコ「じゃ、じゃあ…行きたいチコは、10分後にワープブロックの所に集合!
ボクたち1人ひとりは弱いんだから、一斉に飛び込むよ!
勝手に飛び込まないでね!」

チコ「わかった!」ピュー

チコ「はーい!」ピュー

 

602: Mii 2018/12/16(日) 04:36:22 ID:dPGHwQFY

~フェアリーランド~

星の子、数十人……ごあんなーい。

飛んできたところはWorld1とかいう…一番さいしょのワールドみたい。
ママの言っていたことが確かなら、このあたりでステージを攻略しているはずなんだけど。

おかしいなぁ、ママの気配が全然感じられない。
まさか、ステージが簡単すぎて、もっと先のワールドに進んじゃったのかな。

とりあえず、少しでもママの情報が欲しくて。
見かけた人たちに手当たり次第、話を聞いてみた。

ブル「おっとここは通さねえ…え、チャレンジじゃない?なんだよ…。
あん?青い服を着た背の高い女の人を見かけなかったかって?
さあな、知らないぞ」

チコ「そっかあ、ごめんなさい」

でかクリボン「さあ、よくわかんないな。…いや待てよ?
あー、なんか妖精に慌ただしく急かされて、女の人が
どこかへ連れていかれていた気がするな」

チコ「ほんと?ありがとう!」

 

603: Mii 2018/12/16(日) 04:38:51 ID:dPGHwQFY
カメック「ああ、ロゼッタ姫か。少なくともこのWorld3では見てないぞ。
ただ…昨日、空の彼方からロケットが飛んできたな。妙に気になる」

チコ「…ロケット?」

カメック「ああ。そして、どこかに着陸した後しばらくして…
また轟音を上げて飛び去って行ったぞ。
方向からして、World1か2に一時着陸したんじゃないか?」

なんだろう、ものすごく怪しい。
それにママが乗せられたとしたら、行方不明の辻褄があうんじゃ?

チコ「ねえねえ、今回の冒険で、一番てっぺんにあるワールドってどこ?」

カメック「Worldフラワー、指差すとすれば…あちらの天空のさらに上だな。
が、それがどうかしたか、星の子?」

チコ「ありがと!みんな、ちょっと大変だけど向かってみるよ!」ビュン!

チコ「おー!」ピュー

チコ「おー!」ピュー

カメック「おいおい、距離がありすぎるぞ…って、もう行っちゃったし…」

 

604: Mii 2018/12/16(日) 04:41:27 ID:dPGHwQFY

~WORLD花~

空を駆け上がるなんて、ボクたちには朝飯前。
…もう、おやつの時間もとっくに過ぎたけどね。

ただ、距離が長いと、それだけ時間は掛かるし、体力も使う。
お腹がすいてることもあって、すっかりヘトヘト、ゲッソリ。
それでも、ようやくたどり着いた。

はるか下にフェアリーランドを見下ろすワールド。
フィールドが、ピカピカと輝いていて…とても綺麗だな。
おっと、そんなことよりママを探さないと…!

チコ(あれ?おかしいな?)

ママがいることは、なんとなく確信できてきた。
気配がかすかに感じられるもの。伊達に何百年と一緒に暮らしていないよ。
でも、その方向が…。

他のみんなも、戸惑っている。
ここ、カメックさんが言うには、頂上の…てっぺんのワールド、のはずなんだけど。

――どういうわけか、ママの気配を「更なる天空」から感じる。

チコ「…まだ、上に何か、あるのかな?」

目を凝らすと、かすかに何かが、浮かんでいる、ような…。

チコ「まあ、ママの気配を感じられる以上…行くしかないね!」

 

605: Mii 2018/12/16(日) 04:43:16 ID:dPGHwQFY

~WORLD👑~

何十キロくらい飛んできただろう、まあ大したことは…割とある、しんどい。
ぽつんと浮かぶ浮島を、とうとう見つけた。
一気に、その上まで高度を上げて、一面を見下ろす。

その浮島の中央に、ママの気配!
ようやく…ようやく、見つけたんだ!

チコ「ママー!」

チコ「やったー!」

チコ「心配したよー!」

新参者のチコたちでも流石にわかったのか、気が滅入りそうだったみんなが一気に元気になって、
スピードをグングン上げる。やれやれ、ようやく笑顔が戻ったかぁ。

…ううん、違うか。何よりも、ボクが一番、ほっとしているんだ。
みんなを颯爽と追い抜いて…ママのところまで、ひとっとび!

チコ「ママ―!!やっと会え――」

 

606: Mii 2018/12/16(日) 04:45:35 ID:dPGHwQFY

涙目になりながら、シュタッと降り立ったボクが、見たものは。

ロゼッタ「―――――――――」

チコ「……マ、マ?」

横倒れになり。

何か吐いたのか、口元と服をひどく汚して。

涙の跡がくっきりと残ったまま、焦点の定まらない目を、
のろのろとこちらに向ける、ママの姿だった。

 

607: Mii 2018/12/16(日) 04:48:59 ID:dPGHwQFY

時間が、止まる。

チコ「ママ――!?どうしたの、しっかりして!?」

動転しつつ、ママの体をユサユサと揺するけれど。

ロゼッタ「――――――――――――」

ママの目に、光が全然灯っていない。無気力、無表情。
一体、何があったというの!?

それでも、一生懸命に、ユサユサと揺すっていると…
ゆっくりとした動作で、ママが起き上がる。
ああよかった、とりあえず命に別状はないんだ…と思った、次の瞬間。

むんず、と頭に掴まれた感触。
――あ、これってママの手か。

そう、理解すると同時に……

ロゼッタ「――――――――っ!!」

ボクは、冷え切った眼をしたママによって――あまりにも無造作に、
地面に叩きつけられていたんだ。

 

608: Mii 2018/12/16(日) 04:50:56 ID:dPGHwQFY
うん、知ってる。ママって、力弱いもんね。
ボクって頑丈だし、このくらい全然ダメージはないよ。

でも…ボクは。
心にぽっかりと穴を空けられてしまった気がして。
生まれて初めて、ママに拒絶されてしまった気がして。
みるみるうちに痛くて、痛くて、苦しくなって。

チコ「……………………うわあああああああああん!!!!

たちまち大粒の涙が、次から次へと溢れてきた。

ママが、一瞬、ビクッとする。
ボクを見て、数秒。電流が走ったように物凄い速さで、ママ自身の手を見て、数秒。

ロゼッタ「――――っ!?あ、あぁぁ――――私は一体、何をっ――――!?
嫌、いやあああああああああああ!!!」ポロポロ

取り乱して、ただひたすら取り乱して、頭を抱えたまま激しく泣いてる。
ボクは、みんなは、ますます悲しくなっちゃう。

でも、よかった。いつもの、ボクたちが知ってる、優しいママだ。
きっと、なんとかなる、はず。あの、マリオカート騒動の時も、なんとかなったんだから。

 

609: Mii 2018/12/16(日) 04:52:33 ID:dPGHwQFY

そぅっと近づいて、ママの手にボクの手をポンと乗せる。

チコ「グズッ…へへへ、ボクは大丈夫だよ、この通り!
だから、泣き止んでよ、ママ!そして、いっしょにほうき星に帰ろう?」

ロゼッタ「――――っ!ごめん、ごめんね、チコ……!こ…こんな、酷いママで…っ!」ポロポロ

強く、強く抱きしめられる。とっても温かい。ママの気持ちが。

――それに反して……物理的なママの体温は、恐ろしく低い。
どんな辛い目に遭ったら、ここまで追い込まれるの!?

 

610: Mii 2018/12/16(日) 04:53:55 ID:dPGHwQFY

キャハハハハ!

周囲から一斉に、笑い声が聞こえる。

チコ「誰なの!?」

ボクの驚きに対して、数人のお客さんが姿を現した。妖精、だったっけ。

でも、様子が変だ。ボクが噂で聞いた妖精は、
こんなに人を馬鹿にしてあざ笑うような生き物じゃない。

妖精「ほんと、ブザマね!母親でありながら、子供たちに慰められるだなんて!」

妖精「愉快愉快!妖精を舐めてるから、こういうことになるのよ!
まあこれで、私たちの怒りと憎しみが分かったでしょ!」ケラケラ

ロゼッタ「――――っ!」

ボクを抱きしめてるママの体が、強張る。

 

611: Mii 2018/12/16(日) 04:56:53 ID:dPGHwQFY
妖精「私たち独自でコッソリ、ステージを仕上げておいてよかったわね!
クッパ軍団員も報連相が上手くできていないおかげで、
でっち上げの指示書でまんまと駆り出せたわ!
あいつら、本来の配置と違ってることすら気付いてないだなんてお間抜けね!」

妖精「所詮、その程度ってことよ、キノコ王国もクッパ帝国も。
こんなポンコツを冒険者に推薦する位だもの!
お姫様はお姫様らしく、お城に篭って扇でも振るっていればいいのに」

ロゼッタ「――っ!」ポロポロ

ママは――たちまち俯いて、僕の頭の部分に顔をうずめて、泣き続けるばかり。
頭が濡れる感触が不快かって?まさか、ありえないよ。

……でも、あの妖精たちは不快でたまらない。

妖精「最初のセクションすら突破できないだなんてねー!」

妖精「動きは素人だし、体力はゴミだし、冒険者として終わってるわね!」

妖精「這いつくばって、1-1からやりなおせー!」

ロゼッタ「あ、あ、ああああ――――――――!」ポロポロ

たまらず、座り込んでしまうママ。一層激しく泣き腫らしたあと…
プツリと、糸が切れた人形のように、意識を失って倒れ込んじゃった。

 

612: Mii 2018/12/16(日) 04:59:24 ID:dPGHwQFY

チコ「おまえたち、一体、ママに何をしたの!きっと乱暴したんでしょ!」

妖精「そんなことしないってば。私たち、弱いもんねー」

妖精「ねー」

妖精「私たちは、ちょーっと難しいステージに、彼女を案内しただけだよー?
直接にはなーんにも手を出してない、これホント。

まあ、ロケットを停止させて、『クリアしないと帰れない』ようには差し向けたけど?

彼女ったら、陥った状況に気付いたとたん、すごく怒ってね?
その後、私たちに土下座してまで頼んだのよ、『帰してください』って。
それを無視したら、死に物狂いになってステージをクリアしようとしたんだけどね?
なんと、本当に死にまくっちゃうんだから笑えるわ!

落下死して、接触死して、撃墜死して。
死んで、死んで、とにかく死んで。

度重なる痛みに加えて、徐々にあとがなくなっていったこともあって、
精神崩壊しちゃったみたい」ニヤリ

チコ「そんな…酷い、酷すぎるよっ!
で、でも聞いたところによれば、残機がたっくさん…!」ミアゲ

Rosalina × 3 ピンチ!

チコ「」

 

613: Mii 2018/12/16(日) 05:01:50 ID:dPGHwQFY
チコ「みんなっ!ママを…ママを、ほうき星まで運ぶよ!
お腹がすいてると思うけど、頑張って、お願い!!」

チコ「……わかった!」グズッ

チコ「……もちろんだよっ!」グズッ

みんなで力を合わせて、ママの体を持って浮き上がる。
行き以上にしんどいけれど、ママには代えられないというみんなの気持ちは一つ。

ピーチ姫の話によれば、仮に残機が0になったとしても、残機バンクから残機がとっさに貰えるようになった。
だから、そこまで深刻に記憶を失っちゃうことはなくなったんだっけ。

それでも、ママはボクたちとの思い出を少しでも確実に残そうと、
必死に頑張ってくれたんだよね、きっと。ありがとう、ママ。

みんなに一言断っておいて、ちょっとママの元から離脱。
妖精たちに怒りの言葉をぶつける。

チコ「こんなことして、唯で済むと思ってるの?マリオやピーチ姫が黙ってないよ!
もちろん、ボクだって怒ってる!こんなに腹が立ったのは初めてだよ!
ただでさえママは冒険初心者なのに、マリオ専用みたいなステージに閉じ込めて!」

すると、妖精たちはますますおかしそうに笑った。
ボクの怒りは、ますます膨れ上がってくる。

 

614: Mii 2018/12/16(日) 05:04:37 ID:dPGHwQFY
妖精「マリオ専用、ですって?何を馬鹿な事言ってるの?
このステージ、マリオだってクリアできっこないわよ?
難所を詰め込めるだけひたすら詰め込んだステージなんだから!
ズルなしに、このステージをクリアできる人なんて存在しないわ」

チコ「…え?ちょ、ちょっと待ってよ!ってことは、おまえたちもクリアしてないの!?」

妖精「しないしない、できっこないしー。
まあ、ゴールまで飛ぶのが有りならできないことはないけどね」

妖精「まともに挑むなんて馬鹿のやることよね!」

チコ「」

チコ「」

チコ「なんだって…!」ブチィッ

 

615: Mii 2018/12/16(日) 05:09:20 ID:dPGHwQFY
チコ「……………………もう、怒った。ちょうどママの電話があるし、制裁、受けてもらうよ。
ピーチ姫にこの前、直通電話を教えてもらったんだ」ピピピッ

妖精「生意気な星の子ね!私たちがノンビリ待ってあげると思う?」

チコ「もしもし……うん、実は。自分たちでクリアしてもいないのに、ステージを公開して
ママを1000回以上も苦しませ続けた、極悪非道な奴がいるの。
おしおきしてあげてください!どうか、お願いしますっ!」グズッ

妖精「私たちのフットワークは軽いのよ!ま、このあたりでトンズラさせていただくわ!
それじゃ、さようならー!!」

妖精「バイバーイ、キャハハ!マリオやピーチが来たところで、もぬけの殻よ!」

シュバババババババッ!!  タッチッ!!!!

妖精「何よ、非力な貴方たちが何をしたところで、どうしようも……」

マリオメーカー企画中スタッフ達「「「「「「「抵抗するな。デリートするぞ」」」」」」」タッチペン

妖精「」

 

616: Mii 2018/12/16(日) 05:13:48 ID:dPGHwQFY

スタッフ1「やれやれ、あぶないとこだった」

スタッフ2「こんなところで不祥事を表沙汰にされたら、2年後の計画がパーになるからな!」

スタッフ3「光の速さで駆けつけて正解でしたね。チコくん、通報ありがとう」

チコ「ど、どういたしまして(すっごく速いよ!)」

スタッフ4「そういや、3Dワールド企画スタッフから咄嗟に瓶を頂いてきたぞ」ホイ

スタッフ5「あ、これって本来クッパが囚われ役の妖精を捕獲しておく予定だった瓶じゃないか?
いち、に、さん…全部で7本あるな」

スタッフ6「クッパが

『囚われ役だからといって、そんなのは可哀想なのだ!』

って拒否ったから、使われずじまいだったんだよな」

スタッフ7「ちょうどいいや、こっちの悪戯妖精も7人だしさ。
罰として、こいつら閉じ込めて、筋書き通りお城ステージに配置しておこうぜ」

スタッフ1「いいね!救い出されるまで何年かかるか分からんがな!」

妖精「「「「「「「ちょ」」」」」」」

スタッフ7「いけっ! モンスターボトルー!」シュッ

妖精「「「「「「「うわあああ」」」」」」」

 

617: Mii 2018/12/16(日) 05:16:17 ID:dPGHwQFY

瓶詰妖精「「「「「「「 」」」」」」」ダセー! ウワーン!

スタッフ1「よぅし、じゃあ1人ずつ受け持って城まで置いて来たら出張終了、
各々帰宅するって流れでお願いします。

…あと、チコくん。さっきのステージだがな。
厳正な調査の結果、一応はクリア可能であることがわかったから。
ステージまで消去する必要はないみたい」

チコ「え、そうなの?」

瓶詰妖精「「「「「「「 」」」」」」」ナンデスッテ! ダッタラ ダシテクレタッテ イイジャナイ! オニー!

スタッフ4「馬鹿言うんじゃない、勝手に未検証ステージを公開したっていうことが大問題なの!
わかる!?しばらく瓶の中で反省してなさい!」

スタッフ1「それでは……散っ!」

シュバッ!!

チコ「……………………さ、さってと。ボクも急いでママやみんなと合流しなきゃ」ビューン!

 

618: Mii 2018/12/16(日) 05:20:56 ID:dPGHwQFY
ママは、心に深い傷を負ったみたい。
急いで大量の星くずパンを作ってくれたはいいけれど、
作りがなんだか雑になっちゃってる。

でも、別に構わないから。はやく、元気になってほしい、ただそれだけ。

でも、ボクたちの想いとは裏腹に、ママの精神は優れない。
料理をして、突然泣いて、ときたま吐いて、死んだように眠るだけ。
見ていてつらいけど、ママが一番つらいんだから、我慢しないと…!

そして…1週間後。

チコ「ふわあぁ。おはよう、ママ。…起きてる?あれ、いない。
なんだろう、机の上に、置手紙…」

 

619: Mii 2018/12/16(日) 05:22:12 ID:dPGHwQFY

『旅に出たいと思います。しばらく帰ってきません。
ピーチ姫から連絡が有ったら、できるだけ誤魔化しておいてください。

ママより』

チコ「」

チコ「……ママァ!?」

ほうき星は、しっちゃかめっちゃかの大騒ぎになっちゃいました。

 

620: Mii 2018/12/16(日) 05:23:44 ID:dPGHwQFY

~WORLD 1-1 スーパーベルの丘~

クリボー「――それでさ、俺はこう言ってやったんだ、
『俺の拳を受けてみな、このザコが』って!」

猫クリボー「かっこいー…ってお前、拳ないだろーが!
どうせ尻尾まいて逃げ出したんだろ!」

クリボー「尻尾だってねーよ、お前と違ってな!あっはっはー」

トテッ トテッ トテッ…。

クリボー「ん?」

猫クリボー「ん?」

ロゼッタ「ハアアアァァァァァ――!!」トテッ トテッ トテッ

クリボー「」

猫クリボー「」

 

621: Mii 2018/12/16(日) 05:25:41 ID:dPGHwQFY
ロゼッタ(ええ!もう、吹っ切れましたよ!!
そっちがその気なら、言われた通り1-1からこなしてみせますよ!
愚直、愚直が私のモットーです!馬鹿にしないでくださいっ!
寝泊りセットまで持ってきて、しばらくフェアリーランドで野宿生活ですよ!

1-2で、100機ほど…当面の残機は確保してきました!
タイムアップで死んじゃいましたけどね!
ふわっと意識が遠のく、あの感覚は、気持ち悪いったらありません!
でも、激痛よりはまだマシですっ!…うぷっ、また吐き気が…!

と、ともかく!不運タイムとはいい加減にオサラバしますっ!
World1をなるべく早くクリアして見せますからね!)

クリボー「…………なにあれ?」

猫クリボー「恐ろしく無駄な動きをしてるけど、新種の健康法かな?」

 

622: Mii 2018/12/16(日) 05:29:33 ID:dPGHwQFY

ロゼッタ「ハアアアアァァァ――!!」トテッ トテッ トテッ

時計「残り300秒ッス」

ロゼッタ「ハァッ、ハァッ、ハァッ…」トテッ… トテッ… トテッ…

時計「残り200秒ッス」

ロゼッタ「ゼェ、ゼェ、ゼェッ…」トコ トコ トコ

時計「残り100秒ッスよ!」

ロゼッタ「ゼェ……ゼェ……ら、ラスト、スパートをば……!」トテッ…… トテッ……

時計「残り10秒ッス!!!」

ロゼッタ「……う、うそ、そん、な……!…ああっ!旗が、旗が見えてまいりましたっ!
惜しい、本当に惜しかっ――」トテッ……… トテッ………

 

623: Mii 2018/12/16(日) 05:30:55 ID:dPGHwQFY

中間フラッグ「ん?」

ロゼッタ「」

ロゼッタ「……せめて、そこまではぁ!!」

TIME UP!

ロゼッタ「あっ…………きゅぅ」バタリ

クリボー「だせぇ」アチャァ

猫クリボー「だっさいなあ」ウワァ

 

624: Mii 2018/12/16(日) 05:33:26 ID:dPGHwQFY
残機―1、ステージの外へ
ロゼッタ「……………………」グズッ

ロゼッタ「はは、あのイジワル妖精の言った通りじゃないですかぁ。
私、1-1すらまともにクリアできないじゃないです、か……」グズッ

ロゼッタ「……死にたい」ツー

ロゼッタ「いや、既に一杯死んでますか」

ゴシゴシッ…。

ロゼッタ「…………はははははははははははははははっ!
…上等です、やってやりますよ!ええ!
意地でもクリアして見せますから!!

『1-1』さん!今日からあなたは私のライバルです!
覚えておいてくださいよ!
泣いたって許してあげませんからね!
うおおおおおおおおおおおお!」ゴオオオオオオオオオ

妖精(善)「ねえねえ、あの人、何やってるの?」

妖精(善)「シッ!見ちゃいけません!おかしい人だから!」

 

625: Mii 2018/12/16(日) 05:35:06 ID:dPGHwQFY

ロゼッタ「ハアアアアァァァァ!!」トテッ トテッ トテッ

MISS!

ロゼッタ「ハアアァァァ!」トテッ トテッ トテッ

TIME UP!

ロゼッタ「ハアアアアァァ…」トテッ トテッ トテッ

TIME UP!

ロゼッタ「……………………残機、増やしに行かねばなりませんね…」ショボン

 

626: Mii 2018/12/16(日) 05:36:13 ID:dPGHwQFY
かれこれ1週間になりますが。
未だに、1-1が中間ポイントすら到達できません。うわぁい。

どうしましょう。
どす暗い感情が、どんどん増している気がします。
ちょっと、諦めたくもなります。

草地に手を付いて、バタリと倒れ込む。
そのままゴロンと転がって、仰向けに。
滲む涙を、風に乾かしてもらいます。

ロゼッタ「一生、クリアできないのでしょうか…」

「かもなあ」

ロゼッタ「!?」

慌てて飛び起きると、クリボーと…猫クリボー、でしたっけ。
ここまで接近していることに、まるで気付けませんでした。

ただ、敵意というものは感じられなかったので、殺伐とした雰囲気はありません。

 

627: Mii 2018/12/16(日) 05:38:28 ID:dPGHwQFY
クリボー「1週間前から見てるけど、そんな動きじゃ、そりゃあクリアは無理だぜ。
というか、アンタの素性が知りたい。冒険者って感じが全然しないんだが」

猫クリボー「そうだな。アンタ以外にチャレンジャーも来ないし、なんか訳アリなのか?」

ロゼッタ「えっと、どう説明したらいいのやら…」

クリボー「…なーんか、緊張してるのか固くなってるな。
よーし、それじゃあ自己紹介タイムだ。
名前、好きなもの、嫌いなもの、そして夢。
これをお互いに言って行こうじゃないか」

猫クリボー「なるほど、コミュニケーションの基本は親近感、だよな!」

ロゼッタ「え…そんな、急に言われても」

タイマーだって、動いて……まあ、1回くらい、いいですか。
どのみち、この挑戦でゴールには間に合いません。TIME UP確定なのですから。
我ながら悲しくなりますが…。

 

628: Mii 2018/12/16(日) 05:39:51 ID:dPGHwQFY
クリボー「俺はクリボー、1年くらいこのステージに赴任することになった。よろしくな!
好きなものは甘くておいしいチョコレート、
嫌いなものはヨッシーかな。…食われるの怖い。
俺の夢は、踏まれても甲羅をぶつけられてもへっちゃらな体を手に入れることだ!」

ロゼッタ「わあ、素直でステキな夢ですね!」

へへん、とクリボーが得意そうに胸を張ります。

猫クリボー「俺は猫クリボー、同じく1年くらいステージに配置されるな。
好きなものはイチゴケーキ、嫌いなものはムササビ。
夢、かあ。とりあえず、100メートルくらい優雅に滑空できる遊び場を手に入れることかな!」

ロゼッタ「いいですね、とても楽しそう!どんなに気持ちよいことでしょう!」

猫クリボー「だろ!姐さん、分かってるな!」

クリボー「そんじゃ、つぎは姐さんの番だぞ!」

ロゼッタ「は、はい」

――あんまり、考えた事なんてなかったですが。私の夢、なんて。

 

629: Mii 2018/12/16(日) 05:44:19 ID:dPGHwQFY

ロゼッタ「私の名前は、ロゼッタ。

嫌いなもの…というより、苦手なものなら沢山あるんですが、
好きなものといったらほうき星での生活、親しい友人との関わり、
あとは空間魔法の研究をしている瞬間くらいですか」

クリボー「十分あるじゃん、それだけあったら幸せだぜ」

ロゼッタ「ふふ、ありがとうございます」

クリボーにちょっと感謝。――いいえ、かなりの感謝。

ロゼッタ「それから――夢なんて言葉で終わらす気はありませんが、野望なら有ります。
ほうき星とチコたちを、いつまでもいつまでも守り続けることと――

とある妖精たちを、必ず――
1人1発ずつ、ぶん殴ることですね」ニコーッ

クリボー「お、おう」

猫クリボー(…イタイ人なのかな?)

 

630: Mii 2018/12/16(日) 05:46:14 ID:dPGHwQFY
クリボー「ま、まあ。そんな、でっかい?野望を持ってるロゼッタ姐さんに、
一つ聞きたいんだけどさぁ」

ロゼッタ「はい、何でしょう?」

クリボー「姐さん、『ダッシュ』って知ってるか?」

ロゼッタ「……だっしゅ?」

 

631: Mii 2018/12/16(日) 05:47:59 ID:dPGHwQFY

ロゼッタ「……………………!」タッ タッ タッ

ロゼッタ「凄い、凄いです!走り方を変えただけで、こんなに速く走れるだなんて!
なるほど、歩く時とは骨格の動き、重心移動の様式を大きく変えればよかったのですね!」パァァァ

クリボー(やっぱり知らなかったかー)

猫クリボー(これまでどうやって生活してたんだろう)

クリボー「どうだい、これでこのステージはクリアできそうか?」

ロゼッタ「もちろんですっ!本当に、本当にありがとうございました!」ダバー

猫クリボー「いくらなんでも泣くことないだろ!」

ロゼッタ「泣きますよぉ!!」ウワーン

クリボー(幅跳びとか、ヒップドロップとか、壁キックはどうなんだろう?)ジトー

猫クリボー(やめてやれ)

クリボー(転がり幅跳びとかしゃがみジャンプとかクルクルジャンプって
全クリした人でも知らない場合があるよね)

猫クリボー(やめてやれ!)

 

634: Mii 2018/12/19(水) 08:44:44 ID:xxiSmmrk

~さらに、1週間後~

クリボー「姐さん、ガンバ!」

猫クリボー「今更よろけたりするなよー!」

ロゼッタ「もう、ちょっとぉ……たぁっ!」タッ… タッ… タッ…

ガシッ!ピュルル…!!

COURSE CLEAR!
マイベストタイム 483! ――NEW RECORD!

 

635: Mii 2018/12/19(水) 08:45:51 ID:xxiSmmrk
ロゼッタ「……!!や、やりました!とうとう、とうとう1-1をクリアしましたよ!
しかも、中間ポイントを使わずに!」

クリボー「それは当たり前やがな」

猫クリボー「これからも中間ポイントは使わないぞーって気持ちの方がいいんじゃないか?」

ロゼッタ「うっ……そう、ですね。2パートに分けてクリアしたところで、
マリオたちにも笑われてしまいます、よね。わかりました、
今後も中間ポイントはなるべく使わないように致します」

クリボー「その意気だぜ!いやあ、結構長い付き合いになったな。
なんだかんだ言ってこの1週間…いや、2週間楽しかったぞ!
次からのステージでも張り切っていけよ!」

猫クリボー「応援しといてやるぜ!」

ロゼッタ「ありがとうございます!では!」シュイン!

 

636: Mii 2018/12/19(水) 08:47:33 ID:xxiSmmrk

~WORLD1マップ~

ロゼッタ「さて!それでは、次のステージへ!
順当に行くのならば1-2ですが…まあ、そうしましょうか。
新鮮味がないのはいいことなのか、悪いことなのか…では!」

~WORLD 1-2 ノコノコ地下洞窟~

ロゼッタ「とりあえず、これまでは無限増殖しか気にしていませんでしたが…」

ファイアフラワー「やあ」

ロゼッタ(ごくり)

ロゼッタ「何気に、ファイア状態にはなったことがありませんでした。
…なって、みましょうか」

 

637: Mii 2018/12/19(水) 08:48:56 ID:xxiSmmrk

不思議な形をした、赤い花にそっと、触れます。

たちまち私の体は、朱い服に包まれました。……ええ、登録した、あの。
髪形まで一瞬でポニーテールになるなんて、サービス精神がいいですね。

ちなみに、登録した服は…パワーアップ変身のたびに、何度でも…
新品同様に復活して、朽ちることがなくなるそうです。
そのかわり、登録状態のロックは一生外されず…通常生活で着ることはできなくなるらしいのですが。
まあ、ステージに潜れば何度でも着替えられるのですからいいですよね。

深呼吸をして――それでは、いざ。
右手に力を加え、炎のチカラを込め…!
ああ、なんだかワクワクしてきます!

ファイアロゼッタ「……ファイアッ!!」ボウッ!

直径30 cmくらいの、火の球が右手から飛び出しました!
バウンドしながら、壁の方へ飛んで行きます!

 

638: Mii 2018/12/19(水) 08:50:32 ID:xxiSmmrk

ファイアロゼッタ「やった、やりまし――」

ジュウウゥゥゥ!

バックファイア!
ロゼッタは わざのはんどうで ダメージをうけた!▼

ロゼッタ「熱いっ!?」ティウン ティウン ティウン

突然のことに大層驚き、激痛の元となる右手の手のひらを見ます。
そこには――黒く、そして酷く爛れた火傷の跡が……!
右腕全体にも猛烈な痛みを感じ、痛みを堪えて袖をめくってみれば…
どこかに叩きつけられてしまったかのように血が滲んでいます。

炎のチカラの行使によって、魔力回路が。
炎との接触によって直接、手が。ダメージを受けてしまったようです。

世の中、そうは甘くないようです。
容赦なく実力不足の現実を突き付けてきます。

ロゼッタ(ファイア状態って、炎適性や炎耐性があるわけではないのですか…!?)

 

639: Mii 2018/12/19(水) 08:52:34 ID:xxiSmmrk

予想だにしていませんでした。クラッと絶望しかけます。

ロゼッタ「とりあえず、またファイアフラワーを取らなければ…
前と同じならば…取れば、怪我からも、回復できるはず…!」

そのとき。私は、ちっとも前を見ていませんでした。
そして――。

マリオがどう設定したのかは知りませんが。
『フレンドリーファイア:あり』が解除されていない、らしいのです。

ファイアボール「壁で跳ね返って戻ってきたぞ」ピョン ピョン

ロゼッタ「ぎゃふっ!?」

ちびロゼッタ「…………」プスプス

踏んだり蹴ったり、とはこのことですね。
このステージにいるノコノコのことだろ、とか言っちゃいけませんよ。

 

640: Mii 2018/12/19(水) 08:53:51 ID:xxiSmmrk

ちびロゼッタ「…………」プスプス

たまらなく、痛くて、かなしい。
次のハテナブロックを早く見つけたくて、
私は一目散に走り始めました。

ちびロゼッタ「はやく、はやくファイアフラワーを…!いえ、スーパーキノコを…!」

ノコノコ「あ、ちょっと!そんなに走ると危ないぞ!
その先、雲リフトで渡る奈落の底が…!」

ちびロゼッタ「あ」ツルッ

ノコノコ「あ」

ちびロゼッタ「いやああああぁぁぁぁぁ――!」ヒュー

 

641: Mii 2018/12/19(水) 08:55:20 ID:xxiSmmrk

ロゼッタ「再挑戦ですっ!」フンッ

ロゼッタ「スタートしてすぐのハテナブロックからファイアフラワーを取り出し!」

ファイアロゼッタ「取得して、ファイア状態になって!」ググーン!

ファイアロゼッタ「集中して…壁とは逆方向に、ファイアを撃つ!」ボウッ!

ノコノコ「そしてダメージを受けてパワーダウンする!」

ロゼッタ「熱いっ!!それは要らないです!」ティウン ティウン ティウン

このステージには、フラワーが出るハテナブロックがいくつかあるみたいですが…
スーパー状態をなんとか維持してたどり着いたところで、
ひとつにつき1発限りというのは、練習するのにあまりにも効率が悪い…!
マリオたちは、ポンポンと矢継ぎ早に繰り出せるというのに…!

 

642: Mii 2018/12/19(水) 08:57:01 ID:xxiSmmrk

ロゼッタ(あ、それならば…せめて!)

ファイアロゼッタ(ファイア状態で先にフラワーを回収し、ストックしましょう!
こうしておけば、連続して練習できるうえに
幾分安全になって気持ちが楽になり――)タッ

ボウッ!

ロゼッタ「熱いっ!?なんでですか!?」ティウン ティウン ティウン

※ファイア状態でダッシュしようとすると初動で必ず1発ファイアを撃ってしまいます。
文句は任天堂に言いましょう。

 

643: Mii 2018/12/19(水) 08:59:38 ID:xxiSmmrk

ロゼッタ「…はぁ」

透明土管をいくつもいくつも潜りながら。
とりあえず、ゴールにたどり着きました、が。
ファイアの練習は、あんまりできませんでした。

フラワーを取得できる最序盤ステージということで
もうすこし練習していきたいのはやまやまなのですが…
疲れたので、一旦は次に進みましょう。
どうせしょっちゅう、帰ってくることになりますし。

残機としては、死んだ以上に増やしました。無限増殖のおかげで。
まだまだ死ぬのは痛くて怖いですし、
悪夢にうなされて飛び起きることも頻繁にありますが。

 

644: Mii 2018/12/19(水) 09:01:01 ID:xxiSmmrk

~WORLD1-A とおせんぼ!ブル・・・のステージ前~

ブル「ん?勝負するのか?ああ?ちなみにコンクリまでなら粉砕できるぜ」ギロッ

ロゼッタ「…………」

ロゼッタ「無理ですっ!」

ブル「いきなり逃げるな!この臆病者め!」ダダッ

ロゼッタ「ひぃっ、追いかけてきました!私では力が足りません!」タッ タッ

ブル「逃げる奴を追い打ちするのも楽しいよなあ――!そうは思わんか!」ダダッ

ロゼッタ「あわわわわ!怖いです――っ!」タッ タッ

敵を倒す方法の基本は、踏みつけることですがっ!
残念ながら、いまの私の実力では、あんなに巨体の、それも俊敏な敵に対して
十分上を取るジャンプを的確にすることができません!
壁に叩きつけられ続ける未来が容易に見えます!

ロゼッタ「ああ、ジャンプを鍛えられるステージとか、ないでしょうか……!」

1-3「ここにあるぞー!」

ロゼッタ「!?」

 

645: Mii 2018/12/19(水) 09:03:07 ID:xxiSmmrk

~WORLD1-3 てっぺんめざせ!ノッポ山~

ロゼッタ「ハァ、ハァ、ハァ…………!」ノロノロ

ロゼッタ「1-1とは比べ物にならないくらいの高低差、なん、です、がぁ…!
私にはきつ過ぎる登山コースですっ…!
至る所に、危険な高山植物(パックンフラワー)が生えていますし!」

え?スーパーベルを取って猫状態になり、壁を登っていけばいいのではって?
もちろん、試してみましたよ。…無理でした。
というより、私と「スーパーベルによる猫状態」がこの上なく相性が悪いです。

……なんで運動能力向上効果がないんですか!
登っていくどころか、自重を支えられないんですけど!
壁との接着効果、だけじゃあ意味がないんですよ!!
普通に道なりに登っていったほうがよっぽどマシですよ!

引っ掻き攻撃にしたってそうですよ!
私の腕力だとろくにダメージを与えられていないんですけど!
踏んで1回で倒せる敵を、どうして5回も6回も引っ掻かなきゃならないんですか!

 

646: Mii 2018/12/19(水) 09:05:12 ID:xxiSmmrk
ふと見上げると、ハンコがありました。
……あれ?白くないですね。取得されて…いない!?

ああ、もしかして。あの悪戯妖精たちのトリックが解除されて…
不足分の本物が、本来の場所に戻ってきたのですか!これは取っておかないと!

ロゼッタ「しかし、どうやって取るのでしょう…。
一度上に上がってから、飛び降りて取るしかないのでしょうか。着地が痛そう……」

ハンコ「それでもまあええけど、壁キックでとるんやで」

ロゼッタ「そういえば、聞いたことがあります。
投げつけた物でも、ハンコやグリーンスターを取得できる、と。甲羅を探してみましょうか」

ハンコ「ないで」

ロゼッタ「…ないです、ね。仕方がありません、
とりあえず登って行って、それから考えましょう」

ハンコ「…これは忘れられるパターンやな」

 

647: Mii 2018/12/19(水) 09:07:39 ID:xxiSmmrk
50機ほど、TIME UPで失って。
登って、登って、ひたすらに登ったところで。

足場が急に悪くなり、下には雲海。
いつぞやのトラウマが蘇る、一刻も早く通り過ぎたいところですね。

しかし…S字状の道の途中に、1体のパックンフラワーが陣取っています。
さらにその奥の行き止まりエリアには、巨大なパックンが…!
もしかして、中ボス、というやつでしょうか?…え、違う?

――さあ、困りました。いわゆる、難所というものです。
――私に、とっては。

 

648: Mii 2018/12/19(水) 09:09:22 ID:xxiSmmrk
まず、手前のパックンフラワー。
マリオなら目を瞑りながらでも倒せそうな敵ですが、
私はここまで、噛みつかれるのが怖くてビクビクしながら倒してきたので…
狭い道に出て来られると、ちょっと……。

ダメージ1回で済むなら、最初から体当たり突貫を決め込んで突撃しても構わないのですが。
ちび状態で、奥の巨大パックンに勝てるかと言われると、
全く自信がありません。理由はブルさんと同じです。

ロゼッタ「こういうときこそ、ファイアフラワーが欲しい…です。
ストックしてこられれば、よかったのに」

考えあぐねている間にも、時間はどんどん過ぎていく。
仕方なく、行動開始です。

ロゼッタ(奥の巨大パックンは、おそらく倒さなければゴールへの道が開かれない。
そちらに全力を注げるように…とりあえず、手前のパックンフラワーは倒すことは考えない。
できる限り高くジャンプして、飛び越える方針で行きましょう)

……後になって考えてみると。一見合理的そうなこの考えが、
あまりにも無策無謀だったのかもしれません。

 

649: Mii 2018/12/19(水) 09:11:52 ID:xxiSmmrk

ロゼッタ(まずは、手前のパックンを!落下死にも気を付けて…!)ピョン

パックンフラワー「…!カブッ!」スカッ

ロゼッタ(よしっ、ギリギリでしたが、かわせた――!?)

――目の前には、青く広がる、奈落。

辛うじて着地したものの、落ちそうになるほど前につんのめり、慌てて体を後ろに戻す。
…後ろに、戻す。転倒を防ぐため、右脚を後ろに出して踏ん張って…。

激痛が、私を襲いました。

ちびロゼッタ「――――っ!?痛い、痛いっ!!」

骨まで達するか、と思えるくらい、右脚を強く、かまれた。
肉が喰いちぎられ、血がドクドクと。焼けるように…あつい。

 

650: Mii 2018/12/19(水) 09:13:09 ID:xxiSmmrk

ちびロゼッタ「いたい、よぅ…」ポロポロ

考えてみれば、「進んじゃった」のが最悪手だった、かも。
戻っておけば、猫クリボーに体当たりするとかでMISSして
穏やかにステージ外に放り出されることができた、のに。

ちびロゼッタ「もう…巨大パックンを倒すしか、ない」ドクドク

――愚かにも、TIME UPを待つという行動を、取れませんでした。

血を流しながら、巨大パックンを時間ぎりぎりまで観察。
ゆっくり少しずつ近づいて、行動パターンを見る。

…そうか、ある程度近づいたら噛みついてくるから、
すぐに引いてから舞い戻って、踏みつければいいんだ。
うん、かんたん。かんたん、だよね。

時間もないし、やるしかない。

 

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